歴史/文化

松江旅の魅力

華々しい歴史に彩られた街 松江

 

 

松江は出雲地方最大の前方後方墳である山代二子塚古墳 (94m) など数々の古墳が発見されており、古代より人々が集まる場所だったと考えられています。
奈良時代には六所神社周辺に国庁が置かれ、中央政府から派遣された国司が出雲国 9 郡 (平安時代には 10 郡) を治めていました。

 

 

 

|国宝松江城

近世になると関ヶ原の戦いに戦功のあった堀尾忠氏が、出雲・隠岐両国 24 万石の太守として、父吉晴と共に広瀬の月山富田城に入城。そののち松江に移城することとなり、堀尾氏による築城工事は1607(慶長 12) 年に着工、5 年の歳月をかけて 1611(慶長16) 年に完成しました。
国宝松江城天守は現存する12天守の一つで、高さでは 3 番目、平面規模では世界遺産の姫路城に次いで 2 番目の威容を誇っています。

 

 

 

|お茶・和菓子

松江藩松平家7代藩主 松平治郷は不昧と号し、茶の湯を極めました。不昧公は、名物茶器の収集、陶芸・木工芸などの振興を図り、茶道文化の成熟に寄与し、今に茶の湯と和菓子の文化を伝えています。

 

 

 

|ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)

(写真提供:小泉八雲記念館)

1890(明治 23) 年 、ラフカディオ・ハーン(のちの小泉八雲)が松江にあった島根県尋常中学校の英語教師として赴任しました。松江でのちに妻となる小泉セツと出会い、塩見縄手の旧武家屋敷で暮らしました。彼は『知られぬ日本の面影』を著わし、日本文化を広く世界に紹介しました。